検索結果

No. 14 年齢 30 歳 性別 男性
[ひきこもる前]
○性格:
・几帳面、完全癖、凝り性、負けず嫌い、内気で対人恐怖傾向、対人不安・緊張。
○出来事:
・小学4年のときにいじめにあった。その結果、友達から嫌われたくなくて、なんでもできる人間になろうと決心した。
[ひきこもり開始]
○概要:
・北海道から東京の有名私立大学に進学するが、大学になじめず、次第に大学から足が遠のき、アルバイトだけの生活を1年半続ける。
・実家に戻った後、大学を退学。
○きっかけ:
・20歳ごろ、大学に通っていないことが両親に知れ、また、アルバイト先の社員旅行に行かずに済むように実家に戻る。
[ひきこもり中]
○概要:
時系列でみると以下のような経過をたどった。
・ひきこもり開始から2年後、友人の勧めで、カウンセリングに訪れ、2週間に1回のペースで5年間通う。
・カウンセリングがある程度進んだ段階で、母親・父親にもカウンセリング。
・パソコンが得意で公務員である母親の仕事の手伝い、料理を行い、父親とも将棋を指すようになる。
・カウンセラーが立ち上げた虐待防止協会でボランティアを行い、社会とのかかわりを持つ。
・小学校時代のいじめの記憶がよみがえり、心的外傷を引きずってきたことがわかる。
・カウンセラーとともに自己についての分析をおこなう。
・カウンセラーの転勤により、5年間のカウンセリングは終了し、同時に社会福祉法人へ就職する。
[ひきこもり後]
○脱出きっかけ:
・カウンセリング終了から7年後、カウンセラーが社会福祉法人の上司と本人にあう。
・失踪したり、ブチ切れたり、時々問題を起こすが、「断ること」、「人に頼ること」が意識できるようになり、ひきこもりが終焉期に入ったことを確認。
(注記)作成上の都合で年齢を30歳と表記。実際は30代。
出典: ひきこもりからの出発(横湯園子) 岩波書店(2006年) 社会への復帰を果たすまでの80回に及ぶカウンセリングの記録
該当 1 件 / 1 ページ目
ひきこもり事例検索に戻る