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No. 2 年齢 26 歳 性別 男性
[ひきこもる前]
○性格:
・内向的で,ひとり遊びが好きな子供だった。
○出来事:
・父は仕事、子育ては母。まじめで実直な両親だったので、<いい子でいなきゃ>というプレッシャーがあった。
・父親から「勉強して偉い人にならなきゃいけないぞ」といわれていた。
・「友人との関係をどう築いていくか」に腐心しすぎて、中学二年のころ、そうした努力に疲れ果てる。
・成績も低下し、母親に弱音を吐いたが、受け止めてもらえなかった。
・親との対立は避け、自分を殺していた。
・高校、大学へは、なりゆきで流れていく感じだった。
[ひきこもり開始]
○きっかけ:
・大学職業を前にした秋。夢もない、進路もわからない、就職を考えようとすると心に歯止めがかかり、親にも説明できなくなり、爆発。
○出来事:
・月に1,2回、深夜にコンビニに行く。散髪は自分で。フロは共同風呂を月1回くらい。廊下を人が通るとビクッとした。
[ひきこもり中]
○概要:
・1996年2月、大学を中退し、実家に戻る。
・みんなと同じように社会に出て自立したいと思うが、「人との関係」が作れない。
・昼夜が逆転した状況。深夜にテレビを見たり、ファミコンをしている。
○家族とのコミュニケーション:
・親が家にいるときは自室に閉じこもっている。たまに顔を合わせると「おはようございます」程度の事務的挨拶のみ。
・親のことも「ただのおじさん、おばさんと思うしかない」と感じている。
○その他:
・同世代の友人との付き合いは途切れた。
・外出は週に一度、本を買いに行くときのみ。
[ひきこもり後]
○脱出きっかけ:
・ひきこもり経験者の人と月一度くらい会って、それが支えとなった。
○生活状況:
・実家に戻ってしばらくして、近所に6畳一間のアパートを借りた。
・ひきこもる若者が集うサークルに顔を出す。そのメンバーから、手紙をもらったり、言葉をかけてもらい、人とつながりができるようになった。
・地元のボランティア活動に参加、自動車教習所にも通った。
・年末年始に郵便局で仕分けのアルバイト。最後まで勤めて自信がついた。
・その後飲食店での深夜バイト。夏は山小屋でのバイト、その後資格を取りたいと考えている。
・少しづつ積み重ねてきたものがあふれ始めた。
出典: 引きこもる若者たち(塩倉 裕) 朝日文庫(2002年) P36〜, P135〜 作者による当事者へのインタビュー
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