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No. 3 年齢 33 歳 性別 男性
[ひきこもる前]
○出来事:
・母親が勉強にうるさい。
・ソフトボールをしていてエラーして、「へたくそ」とか「ばかやろ」といわれたことが気になった。
・小学生の時、大学生の家庭教師に出来が悪かったので怒られていた。
・父親は子供や家のことに関わらなかった。
・中学2年のとき、遠足で誰と弁当を食べようかが気になって、いつも緊張するようになった。
・高校で友達ができ遊びに行かないかと誘われたが、「オレなんかといて、楽しいのかな」と思ってしまう。うれしいのに自分に自信がない。
[ひきこもり開始]
○きっかけ:
・社会に出なきゃいけない、なのに目的がない。それが精神的につらかった。
○出来事:
・大学4年になり、大学に行かなくなった。卒業できないことを卒業式前日まで親に言えなかった。
・実家に戻り、親にどうするんだといわれて大学にもどり、就職を決めないまま卒業・その後、友人宅に転がりこんだが、くじけて実家に戻る。
[ひきこもり中]
○概要:
・大学卒業後実家に戻ったが、技術を身につければ自立できるかもしれないと考え専門学校でワープロを習い東京へ出た。職を探したが、申し込むための電話が掛けられなかった。
・その後都内で短期バイトをしたり、図書館で心理学の本を読んだが、光が見えなくて3か月で実家に戻る。
・その後は、社会へ出ようという気力より、出られるわけがないという無力感が強くなった。
・本屋なら一人で過ごせるが集団の中に入っていける自信がない。変化を起こすこと自体への恐怖が生まれた。
・貯金を切り崩し、三年間、心理相談に通った。「君は精神病ではない。思い込みが強すぎるようだ。生活パターンを変えてみろ。」といわれたが、社会へ踏み出すには至らなかった。
○家族とのコミュニケーション:
・親は自分のことをどう思っているかわからないが、関係を修復しようとは思わない。
・人生でうれしかったことは親に褒められたとき。父親とは将棋を指したことが思い出に残っている。
出典: 引きこもる若者たち(塩倉 裕) 朝日文庫(2002年) P47〜 作者による当事者へのインタビュー
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