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No. 4 年齢 50 歳 性別 男性
[ひきこもり開始]
○きっかけ:
・高校時代、ぬくもりを求めての「逃避」から始まった。怠け者のくせに、できもしない高望みをし現実とのギャップに傷ついた。
[ひきこもり中]
○概要:
・学校へいかなくては、会社に行かなくては、といった「社会的規範」や「常識」に背いた。その思いが罪悪感として残った。
・罪悪感から孤立感が生まれ、そこから不安感が生まれ、不安感は恐怖感へつながっていった。そこに安住できないと分かっても、身動きできないくらい固く自分を縛り付けたのはこの恐怖感。
・心地よいはずだった「ひきこもり」が実際はひどく居心地の悪い世界につながっていて、袋小路か迷路のように脱出不能になってしまった。
・ひきこもりの最中、ひとり繰り返すのは自己批判であり、自己嫌悪であり、自己破壊である。
・若い頃は「ひきこもり」の正当性を主張しようとしたが、自分自身が「ひきこもり」を肯定していない。社会から逃げ出して「ひきこもり」をしていた人間は、「ひきこもり」からも逃げ出したい。
・誰も自分を不要だとは言わなかった。言っていたのは自分自身だった。
[ひきこもり後]
○生活状況・高校時代から20代の終わりまでひきこもり。
・現在50代、食堂を経営。店は休み勝ちで長期休業することもある。
・ひきこもりは唯一の保有財産。勝てはしなかったが、負けもしなかった。格闘を続けていくつもり。
(注記)作成上の都合で年齢を50歳と表記。実際は50代。
出典: 引きこもる若者たち(塩倉 裕) 朝日文庫(2002年) P53〜56 作者による当事者へのインタビュー
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